Q. 長期的な視点を重視しているのはなぜですか。

A. 支援国の人々にとって、いつまでも支援活動に頼って生活していくのは健全な状態ではありません。セーブ・ザ・チルドレンの支援が終了した後も、地域の人々によって活動が継続されることが大切です。そのためにセーブ・ザ・チルドレンは、地域の人々が活動の中心となるようにサポートしています。例えば学校建設の場合、活動の最初に学校関係者・地域住民が参加する委員会をつくります。委員会では、どのような学校が必要か話し合い、また建設費や資材などの一部負担をしてもらいます。セーブ・ザ・チルドレンの資金だけで建設するより時間はかかりますが、活動の中で人々の自覚を引き出していくことで、建設事業終了後も教育の質が向上していくことが期待されます。